妊娠中、収入が必要であるにもかかわらず、働ける場所が限られている…
そんな状況に直面する妊婦さんが増えています。
「生活費や出産準備にお金がかかる」
「保育園も決まらず、職場復帰できない」
「でも、できれば赤ちゃんに悪い影響は与えたくない…」
こうした思いから、妊娠中に風俗の仕事を検討する人も少なくありません。
特に、母乳や妊娠という状態そのものを活かせる“母乳風俗店”は、一定のニーズを背景に広がりを見せています。
しかし、ここで気になるのが…
「胎児に悪影響はないのか?」という点。
今回は、妊娠中に風俗で働くことで起こりうるリスクや影響を整理しながら、実際にどのような工夫やサポートがあれば、安全に働けるのかを、冷静に見ていきます。
■ 妊娠中のストレスは、赤ちゃんにも影響する
まず大前提として、妊娠中の女性はどんな仕事であれストレスを感じやすいもの。
しかし、風俗という特殊な接客業では、特有のプレッシャーや精神的な疲労が重なる可能性があります。
- 顧客対応における感情労働
- 妊婦であることへの偏見や無理解
- 自分の身体をさらけ出すことへの葛藤
こうした心理的ストレスは、母体のコルチゾール(ストレスホルモン)を増加させ、胎児の発育や脳の形成に影響を及ぼす可能性が指摘されています。
特に妊娠中期~後期は、胎児の神経系が急激に発達する時期。
慢性的なストレス状態が続くと、出生後の赤ちゃんが不安症やうつ傾向を持ちやすくなるリスクもあると言われています。
■ 身体への負担|過度な接客や無理な働き方はNG
風俗業における一部の仕事内容には、体位や姿勢による腹部圧迫、長時間の立ち仕事など、妊婦にとって望ましくない負荷がかかるケースもあります。
特に以下の点には注意が必要です:
- 無理な接触・体勢の要求(お腹を圧迫しないプレイが重要)
- 長時間の労働や深夜シフト(ホルモンバランスに悪影響)
- 不規則な食事・休憩時間(血糖や血圧のコントロールに悪影響)
これらの要素が重なると、切迫早産や体調悪化の原因にもなりかねません。
■ 経済的理由による選択が、無理な働き方を生むリスクも
多くの妊婦さんが風俗業を選ぶ理由の一つは、“今すぐ稼がなければならない”という経済的な理由です。
- パートナーや家族からの支援が少ない
- ひとり親世帯で生活費が不足
- 出産費用やベビー用品を自力でまかないたい
このような背景から、“健康より収入を優先”してしまう女性も少なくありません。
しかし、短期的な収入が将来的な健康リスクや出産のトラブルにつながることもあるため、慎重な判断が求められます。
■ それでも働きたい妊婦さんへ|リスクを最小限に抑える3つのポイント
妊娠中でも働きたい――その思いは決して悪いことではありません。
むしろ、生活のために前を向いて努力する姿勢は素晴らしいもの。
ただし、母体と赤ちゃんを守るために、以下のような視点を持つことが重要です。
✅ 1. 仕事内容を選べる店舗を選ぶ
ソフトサービスのみ、体への負担が少ない接客がメインの店舗を探しましょう。
母乳を活かした癒し系サービス・会話中心など、“無理をしない範囲”で働ける内容を選ぶことが第一です。
✅ 2. 妊婦への理解がある店舗で働く
妊婦在籍率が高い、産後復帰のスタッフが多い、スタッフにママ経験者が多い店舗は、妊婦の気持ちや身体への理解が深いです。
体調不良時に休める、出勤時間の調整がしやすい環境を確認しましょう。
✅ 3. メンタルヘルスのサポートを意識する
「誰にも言えない」「偏見が怖い」――そんな不安が心をむしばまないように、
信頼できる相談相手(店長・同僚・医師・カウンセラー)を持つことが、ストレスの軽減につながります。
■ まとめ|“収入”と“命”を天秤にかけず、安心できる働き方を選ぼう
妊娠中の風俗勤務には、明確なメリット(高収入・短時間・自分の身体を活かせる)があります。
しかし同時に、身体的・精神的ストレスが胎児に影響する可能性も否定できません。
だからこそ大切なのは、「働かない」か「無理して働く」かの二択にしないこと。
“リスクを知ったうえで、安全な方法で賢く働く”という第3の選択肢を持つことが、母親としても、自分自身の人生にとっても賢明な道です。